長野県木曽郡のローカルゲレンデ【やぶはら高原スキー場】

2023年2月11日に長野県木曽郡木祖村にある「やぶはら高原スキー場」へ行ってきました。

実はこのスキー場はもう30年ほど前になるのですが、私が18歳の時に当時大学生の友人に連れられて初めて行ったスキー場なのです。

当時はスノーボードは殆どの人がやっていない状況だったので私もスキーをしていました。

スキー初心者の私にとっては非常に広大なスキー場で山頂へ行った記憶はありません。

そんな昔を思い出しながら1日たっぷりと滑ってきましたので、ご紹介いたします。

御岳方面のスキー場の減少

この辺りには、昔は御嶽スキー場(おんたけ2240)、御岳ロープスキー場、開田高原マイアスキー場、チャオ御岳スキー場、新和木曽駒スキー場、きそふくしまスキー場、やぶはら高原スキー場、野麦峠スキー場など沢山のスキー場がありました。

御嶽スキー場

現在の名称は御嶽スキー場(2023年現在)ですが、元々はおんたけスキー場➡おんたけ2240と名称変更されてきました。ゴンドラが稼働していたころは広大な滑走面積を誇るスキー場でしたが、ゴンドラ、リフトの運休、ゲレンデの閉鎖が相次ぎ縮小していっています。

今シーズン(2022-2023)からスキー場下部のチャンピオンゲレンデが復活するというニュースが流れコアなファンを驚かせました。実際には2月22日に10数年ぶりのオープンをしました。

昔から良く行っていたスキー場の1つです。

別記事➡<15年前と比べてみた!『おんたけ2240』>

御岳ロープウェイスキー場

御岳山東側斜面にあるスキー場で、昔奥美濃のスキー場が混んでいる時に良く行っていました。

スノーボードをいち早く取り入れたスキー場で昔はパークも充実していました。キッカーやスパインなどよく飛んでいた印象が残っています。

そんな御岳ロープウェイスキー場でしたが、2010年に利用者の減少から廃業となりました。

開田高原マイアスキー場

御嶽山北東側に位置していてゲレンデ最上部は2000mを越えています。

今シーズン(2022-2023)から運営母体が「豊実精工株式会社」となり、センターハウスが改装されゲレ食のメニューも見直しされました。非常にきれいでお洒落な内装になりました!

スキー場が減少している中、非常に明るいニュースですね。

マイアは圧雪バーンは非常に綺麗な印象でスキーヤーの割合が多くスノーボーダーでもフリースタイルよりアルペンボーダーの方が多いです。

チャオ御岳マウントリゾート

旧名称は、チャオ御岳スノーリゾート。こちらの名称の方が馴染みありますよね。1998年からの開業なので比較的新しいスキー場でしたが、2018年シーズンを最後に営業していません。

5月まで営業していて広く長い距離を滑れるスキー場として何度も利用していましたが残念です。

25年以上前にゲレンデ脇に勝手にキッカーを作っていてパトロールの方に怒られたのを覚えています。今思うと懐かしい思い出です。

新和木曽駒スキー場

旧名称は、木曽駒高原スキー場でした。早朝営業やナイター営業を24時までやっていたり、モーグルコース、ハーフパイプも設置してあり、DJブースを置くなどかなり最先端をいっていたスキー場でした。

何度かハーフパイプの練習に行ったことがありナイターでカチカチのパイプに泣かされた思い出もあります。2006年で営業をストップしてしまい、当時は非常にショックを受けたのを覚えています。

きそふくしまスキー場

木曽福島スキー場は木曽町の町営スキー場です。未だにスキーオンリーを貫いているスキー場で、スキーをしていた当初に行ってなかったので、唯一御岳方面のスキー場の中で行った事のないスキー場です。

スノーボードが解禁されたら行ってみたいと思っていましたが、今ではスキー場が運営していてくれればそれだけで有難いですね。

野麦峠スキー場

奈川村営のスキー場として開設されましたが、現在は松本市営のスキー場となっています。

今回行ったやぶはら高原スキー場と共に、学生時代に行っていたスキー場です。マイアと同様にスキーヤー、アルペンスノーボーダーが多いイメージがあります。

やぶはら高原スキー場

創業90年を超える老舗スキー場。

私が初めてスキーをした時にお世話になったスキー場なので非常に感慨深いところです。

やぶはら高原スキー場に関してはこの後ゆっくり解説していきます。

 

このように御岳方面には沢山のスキー場がありましたが今では、御嶽スキー場、開田高原マイアスキー場、きそふくしまスキー場、やぶはら高原スキー場、野麦峠スキー場、と少なくなってしまいました。

アクセス

御岳方面のスキー場は最寄りの高速ICから距離があるのですが、その中でアクセスが良いのがやぶはら高原スキー場です。

中津川ICからは約90分かかるのですが、国道19号から山道に入ってからは10~15分で到着します。

20年以上前だと19号は帰り道は上松の辺りまでは非常に渋滞が起きていたのですが、現在は行きも帰りも渋滞はなく快適です。

19号には路面の雪は都度除雪されますので、そこまで降り積もることも少なくなりました。(路面凍結は良くありますが)

駐車場

入口からスキー場の駐車場を探すことになるのですが、普通は丸山ゲレンデ下のセンターハウスの前にあるP-1駐車場に停めるのですが、丸山ゲレンデは緩斜面で朝一はリフトが混むことがある為、少し上に上がりさつきクワッドリフト下にあるトイレ付近やP4-A駐車場に停めることをお勧めします。

さつきクワッドリフトは上部ゲレンデへのアクセスが良いです。リフト券もここで買うことができます。

ただし、朝早めに行かないと土日は車が停められない場合もあります。

ゲレンデマップ

ゲレンデは縦長なコースデザインになっていてゲレンデ最下部から山頂まで行くには5本のリフトを乗り継いていく必要があります。なので、初心者の方でなければ丸山ゲレンデは滑ることないと思いますので、さつきクワッドリフトからスタートしましょう。

ゲレンデ上部には非圧雪ゾーンもいくつかありますので、降雪後はパウダー狙いの愛好家が訪れます。

今回10数年ぶりに行ったのですが、圧雪バーンの気持ち良さに驚きました。

公式HPにも本気のゲレンデ作りと書いてありましたが、本当に滑りやすい圧雪バーンでした。

少し早起きして朝一のピステンバーンを滑る価値は存分にあります!

ゲレ食

やぶはら高原スキー場にはゲレンデ内各所にレストハウスや民宿が点在しています。

一般的なスキー場のゲレ食と比べると大衆食堂のような定食が食べれるところもあります。

どこも魅力的なのでご自身で美味しいところを見つけるのもスキー場を楽しむ醍醐味の一つかも知れませんが、私のお勧めは「レストハウスやまびこ」のとんかつ定食です。かつが非常に大きくて食べ応えがあります。かつ丼もお勧めです!

実際の様子(動画)

駐車場や路面状況、実際のゲレンデ滑走の様子も含めて動画にまとめてありますので、どうぞご覧ください。

ギャラリー

感想とまとめ

20年くらい前までは御岳方面のスキー場は活気がありました。

19号線が大渋滞を起こしていましたし、御嶽スキー場のゴンドラには長蛇の列ができていました。

スキー・スノーボード人口の減少、アクセスの悪さ(最寄りICから遠い)から御岳方面のスキー場が相次いて閉鎖されていっています。

ですが、最上部が2000mを超えるスキー場はこれ程多いスキー場エリアは日本でも他にありませんし、降雪量は少ない者の標高の高さから雪質の良さは日本でもトップレベルと言えるでしょう。

どうか現存しているスキー場はこれ以上なくなることの無いように応援していきたいと思います。

最後までご覧くださり誠にありがとうございました。

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